えばらまち駅近クリニック

当院内で実施可能な血液検査の項目

血算

いわゆる、血液の中にある血球系の検査をまとめて血算といいます。
●赤血球(RBC)
肺で取り入れた酸素を全身に運んで、二酸化炭素を回収して排出するために肺に送る役目をしています。この数が少なすぎると貧血の疑いがあります。
●血色素(Hb ヘモグロビン)
赤血球の中に含まれており、酸素を運搬しています。少ない場合は鉄欠乏性貧血を疑います。
●ヘマトクリット(Ht)
血液全体に占める赤血球数の割合です。低ければ鉄欠乏性貧血、高ければ多血症や脱水などが考えられます。
●MCV・MCH・MCHC
MCVは赤血球の体積、MCHは赤血球内のHb量、MCHCは、体積中のHb量の割合です。
●白血球(WBC)
白血球は、細菌などから体を守る働きをしているので、この数値が高いと体のどこかで炎症が起きている可能性が疑われますが、それだけではどこで発生しているかがわかるわけではありません。喫煙者は高くでることがわかっています。
●血小板数(PLT)
出血したときに、その部分の出血を止める働きをしています。高い場合は鉄欠乏性貧血などが疑われ、低い場合は、再生不良性貧血や肝硬変などの疑いが考えられます。

CRP

炎症反応の確認を行う指標です。
細菌やウイルスに感染したとき、組織の障害ががんなどにより起きた時、免疫反応の障害で何らかの炎症が起きているとき、数値が高くなります。

血糖

血液中のブドウ糖はエネルギー源として全身を巡っています。測定した数値によって、そのエネルギー源として適切にブドウ糖が利用されているかがわかります。数値が高い場合は糖尿病や、ホルモン異常が疑われます。

HbA1c

ヘモグロビンエーワンシーと呼ばれます。過去1ヶ月程度の血糖の平均的な値を反映するもので、糖尿病のコントロールの状態がわかります。

総ビリルビン

肝機能検査の指標のひとつです。
赤血球の寿命がきて、こわれて分解されるときにその中のヘモグロビンも分解されます。その時に生じるものがビリルビンです。この値によって、黄疸の程度や、肝疾患や胆嚢系疾患の有無、程度を知ることができます。

GOT・GPT

こちらも肝機能検査の指標のひとつです。
GOTは、心臓、肝臓、筋肉に多く存在している酵素です。GPTは特に肝臓に多く存在する酵素です。これらの数値が高い場合は、なんらかの肝機能障害を起こしている可能性が疑われます。GPTは正常で、GOTのみが高い場合は、心筋梗塞やなんらかの筋肉疾患が考えられます。

BUN(尿素窒素)

BUNは、蛋白が体の中で分解されたときにできる老廃物です。本来これらは腎臓から尿中に排出されるものですが、腎臓の機能が低下すると血液中のこの値が高くなります。

クレアチニン(Cr)

こちらも腎臓機能をみる指標です。
腎臓で濾過されて尿の中に排出されます。筋肉の中にあるクレアチンが代謝された後にできる老廃物なので、筋肉量が多いほど排出量も多くなります。そのため、基準値に男女差があります。

総コレステロール(TC)

血液中に含まれるコレステロールの量を示します。コレステロールは本来ホルモンや細胞膜を作る上で非常に大切なものですが、増えすぎると動脈硬化を進行させ、生活習慣病リスクが高まります。

善玉コレステロール(HDL)

血液の中にある悪玉コレステロール(LDL)を回収してくれる働きがあります。少ないと動脈硬化リスクが高まります。

中性脂肪(TG)

トリセルグリドといいます。体内の中で最も多い脂肪で、糖質がエネルギーとして脂肪に変化したものです。数値が高いと動脈硬化を進行させますが、低いと低栄養などが疑われます。

総蛋白

血液中の総蛋白の量を表しています。低いと栄養障害やネフローゼ症候群などが疑われ、高いと慢性炎症や、脱水などが疑われます。

アルブミン

血液蛋白の中でもっとも多く含まれているもので、肝臓で合成されています。少ないと、栄養不足、肝臓障害、ネフローゼ症候群などが疑われます。お1人暮らしのご高齢者のフレイル予防など気にかけたい数値の1つです。

Ck CK-MB

筋肉細胞に多く含まれる酵素がCkです。数値は筋肉量に比例しているので、男性と女性で基準の値が違います。このCkのうち、心臓の筋肉に多く含まれているものがCK-MBという種類の酵素です。そのため、心筋炎や心筋梗塞の疑いがあるときなど、迅速検査を行うことで早期の診断、治療が可能になります。

アミラーゼ

膵臓や唾液腺に含まれている消化酵素です。主にこれらの臓器に疾患があると、血中や尿中にたくさん排泄されるようになるため、値が高くなります。

LDH

体内で糖分がエネルギーに転換されるときにはたらく酵素の一種です。ほとんどあらゆる細胞に含まれていますが、肝臓や腎臓、心筋、骨格筋、赤血球などに特に多く含まれています。これらの組織に障害が起こると、血液中にLDHが流れ出して高値を示すようになります。心筋梗塞の際にも著しく増加するので、CK-MBと共に診断の指標になります。

トロポニンT(定性)

こちらも、近年になり心筋梗塞の診断に用いられることの多い、心筋逸脱酵素のひとつです。心筋細胞が壊れるときに出る酵素で、梗塞の大きさにもよりますが発症後2~3日、5~6日高値をしめすので、精度も高いので早期発見に非常に有効な検査項目です。

電解質

●Na(ナトリウム)、Cl(クロール)
血清中に多く含まれる電解質で、体の中の水分バランス、浸透圧や、pHの調節等、大切な役割を担っています。副腎から排出される副腎皮質ホルモンの指令のもとに腎臓でコントロールされています。

●K(カリウム)
細胞内液に多く含まれる電解質です。神経や筋肉の興奮の維持にとても重要な役割を果たしています。高すぎても低すぎても体に悪影響があります。高血圧でカリウムの値が低い場合は副腎のホルモン分泌異常である原発性アルドステロン症なども疑われ、生活習慣だけに起因しない可能性も考えられます。

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